新たな趣味獲得へ
音楽にせよ、お笑いにせよ、エンターテイメントは生で見るのが良い。
スポーツ観戦だってそうだ。テレビで見るより、やっぱり生で見る臨場感は生で見なきゃ味わえない。
1月17日、日本のプロバスケットボールリーグのBリーグの試合を生観戦した。
やっぱり生は良い。
試合は、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ対琉球ゴールデンキングスの試合。
最終スコア77対75の激アツ試合だった。
特に第4Qは両チームがスリーポイントを打ち合い、最後の最後までどちらが勝つか全くわからない試合。気づいたら手汗びちゃびちゃになっていた。手に汗握るとはこういうことなんだろう。
終わった後、しばらく余韻で動けなくなった。めちゃくちゃ感動したんだろう。
激アツの第4Qで印象に残っているシーンを綴ります。
この動画を拝借して
#34ジョシュアのスーパーダンク
動画で言うと3:30からのプレーになる。場面は残り3分50秒で1点差の場面。
トップで#1レイにハンドオフでパスをしたジョシュアがゴールにダイブ。ペイントエリアに侵入したレイがジョシュアに合わせてダンク。
「ジョシュアー!!!!」
めちゃくちゃ叫んだ。一緒に見に行った先輩もクソ叫んでた。
我々の推しはこのジョシュア選手である。この体格。立ってるだけで3人分のスペースはあろう体格。
そして、現代バスケットにおけるペース&スペースの考えに逆行するプレースタイル。
あまりにもオールドスクールなビッグマンだ。愛しすぎる。
この試合の中でも、相手のガードのスピードに苦しめられる場面が何度もあった。でもそんなうっぷんを晴らすかのようなこのクラッチダンク。もう叫ぶしかねぇ。
琉球、怒涛の追い上げ
対戦相手の琉球も負けてはいない。#15松脇、#14岸本のスリーポイントが止まらない。
特に震え上がったのは映像の3:36からの#14岸本のステップバックスリーだ。
スクリーンを使ってディフェンスをはがし、ダブルステップバック。キレッキレだった。名古屋のディフェンダーはアンクルブレイクされて後ろに吹き飛ぶ。そのままワイドオープンでスリーポイント。
NBA選手のジェームスハーデンを思わせるステップバック。こういう時、NBAの実況ではCookingと表現されることが多いが、まさにCookingだった。
「やべぇ!Cookingですやん!」
とかいう意味わからん日本語を先輩に向かって叫んでた。
「Cookingやな!!!」
と、先輩。日本語の語彙がなくなる瞬間だ。
Cookingという語彙がちょうどよすぎるのだ。
そしてその直後の#15松脇のスリー。ペイントエリアに侵入した#7ダーラム選手のキックアウトを受け取ってシュートを放つ。
不思議なものだなと思うのが、こういう場面のスリーは打つ前から、「あ、入る」とわかるものである。
松脇選手がワイドオープンでパスを受け取った瞬間
「いった!!!」
と叫ぶ。
ボールが自らの意思で動いているかのようにゴールに吸い込まれる。
名古屋ファンのため息と琉球ファンの叫びに会場が包み込まれた。
クラッチスリー
勝負を決めたのはその次のプレーである。
74対75の琉球1点リードで迎えた残り20秒の場面。#7のダーラムが名古屋のペイントエリアにフィジカルを活かして侵入し、そのままシュートに持ち込む。
「あかん、やられる」
そう思った瞬間、名古屋の#34スコットのブロックが炸裂。
そしてボールは#2斎藤の手元に。鬼のような速度でボールをフロントコートに運ぶ。
会場中が大歓声に包まれた。
「走れ!!!」
と叫ぶ。
スリーポイントラインにたどりついた瞬間#11須田にパス。そのままシュート。
ボールが空中にある一瞬、会場は静まり返る。ボールがネットに触れる音がスタンドまで聞こえてくるレベルの静寂。そして、爆発するよう大歓声。
「おおおおおおおおお!!」
揺れる揺れる。会場が揺れていた。
そしてそのまま2点リードを守り切り名古屋の勝利だった。
感動と興奮のバスケ観戦
終了のブザーが鳴り、しばらく席で呆然となった。これが余韻というものか。
ここに書いたことは時間にしてみればたかが5分の出来事。でも、その5分で2時間の映画を見たかのような余韻をもたらしてきた。
しばらく呆然とし、帰りの車の中でも余韻に浸った。
すごい試合だった。
私と一緒に見入った先輩は、特別にドルフィンズのファンでもないし、琉球のファンでもない。(ジョシュアという選手は推しているが)
ただバスケが好きで、家から近いという理由で名古屋のドルフィンズアリーナに行っている。だから、クラッチタイムでは両チームの良いプレーに感動しまくるのである。
この試合は私のスポーツ観戦歴の中で最高の試合だった。
会場の一体感を味わえるバスケットボール観戦。
ここまで読んでくださった方、ぜひバスケ観戦に出かけてみてください。
ありがとうございました。