眠ろうとすることを諦める
お題「なんだか眠れない・・・でも寝酒はしたくない。スッと寝付ける方法ないでしょうか?」
なんだか眠れない…それは、体(というか脳みそ)が何らかの理由で
「まだ寝るんじゃねぇぞ!」
というサインを発信している時だと思う。
個人的に、そんな時の安眠方法は眠ることを諦めてベッドから出ることが一番
ベッドにいることで脳みそが暴れる
私は眠れないなぁと感じたらベッドから離れてみる。というのも、私の中で眠れないと感じるときは2つのパターンがあるからだ。
1.生活リズムがバグってる時
2.明日のことが気になって眠れない時
1に関しては1日や2日で治るなんて問題でもないから、自然にリズムを取り戻していくのを待つ。日常生活に影響が出そうなら服薬も考える。
問題は2のパターン。
「明日の仕事が…」とか「将来のことが…」とか、あるいはポジティブなほうだと、「明日のお出かけ楽しみだなぁ!おい!!」なんていう遠足前の子どもみたいなものや、「今日遊んだのバチクソ楽しかったなぁ!おい!!!!!!」みたいなものもあるからタチが悪い。
そんな感じで脳みそがフルスロットルにアクセルを踏むもんだから、脳みそも大忙し。
おまけに「寝ようとする」という行為は音、光みたいな刺激を全部シャットアウトできるもんだから、脳みそも暴れ放題よ。
こんな時の脳内の会話を「理性」と「本能」に分けて言語化すると、
ネガティブなパターンは
本「明日の仕事不安やなどうしよう…」
理「不安やけど寝やなもっとヤバいんちゃうん…」
本「いや無理やこんな気になる状態で寝れるわけあれへん」
理「いやいやもう30分ぐらいこのままやで、どないすんねんおい」
本「どないするん言われても…」
理「ヤバいってはよ寝やな、おい、どうすんねん」
本「いやこっちただでさえ不安やのに、なんで不安煽れるんお前…人の心ある?」
理「人の心あるもクソもあるか、ワイ人の心自身やし」
本「いや やかましいわ」
本・理「あああああああ」
困ったもんだ。「寝る」という休息のはずが、脳のぐるぐる思考に振り回されて逆に疲れてしまう。
逆にポジティブなパターンは
本「おい!明日めちゃめちゃ楽しみやな!!!おい!!!」
理「おう!めちゃめちゃ楽しみや!!!でもそろそろ寝やんとヤバいな!!おい!!」
本「いやいやいやいや!!寝るとか面白くないて!起きて明日のこと考えよや!!」
理「寝といたほうが絶対おもろいて!!明日遊んでる時に寝てまうやん!!!!」
本「いや、明日の妄想楽しいから想像しとくわ!!!おい!!!」
理「嘘やろ?それはないて!!おい!おい!」
本・理「おい!おい!おい!おい!おい!おい!」
シンプルに恐怖である。理性が理性の役割を果たしてなさすぎる。恐怖。
こんな風に脳が暴れることで私から安眠を奪っていく。
傾向と対策
このように、刺激が少なくなると、脳は暴れる。いつもそうかというと、そうでもないのだが、やっぱりストレスがかかっている時は暴れる。
日中に刺激を受けすぎて、受け身になっていた脳みそが、光や音をシャットダウンして刺激がなくなった途端、ここぞとばかりに能動的に暴れる。
ただでさえ日中にたくさんのストレスを享受したにも関わらず、ストレスは「寝られない」という悩みまで献上してくださる。いや、いらんて。
とはいえ、ストレスからのプレゼントは残念ながらこちらに拒否権はない。そんなに親しくない人からもらう義理チョコみたいなものだ。いや、いらんて。お返し困るやん。
私は、そんな脳みそが暴れていることを察知した時点で
ベッドから出てリビングに行く
ということをしている。なぜなら、リビングにいることで、「ベッドにいるから寝やな」という思考を切り離すことができるからだ。
ただリビングに行けば良いというものでもない。
まず、時間を絶対に見ないようにする。
なぜなら、時計を見ることで、「ああ、もうこんな時間やん」と眠れにことに焦りを感じてしまうからだ。私は普段コンタクトレンズや眼鏡をかけて生活しているため、ベッドから出てリビングに行くときはあえて眼鏡もコンタクトもつけない。
そして無事リビングにたどり着いたら、
適度に脳みそに刺激を与える
真っ暗にするのではなく、暗めの照明をつける、本を読む、テレビをつけるetc...
こんな時、スマホは見ないほうがベターだが、個人的には刺激少なめのコンテンツなら見てもいいと思っている。(スマホダメ!と思い込むと、それはそれでキツくなるし)
こんな風にしばらくしていると、不思議とさっきまでやかましかった脳みそは自然と静かになる。
そしてまどろんできて、「あ、寝よ」と自然に思えるようになる。
そうなったらこっちのもんだ。あとはベッドに行って目をつむるだけ。
かくして私は、寝られないと感じたら、一度ベッドから出るようにしている。もし、同じような理由で眠れない方がいらっしゃったら、ぜひお試しあれ。
とはいえ、「眠れない」という状態は、ストレスを受けている脳が出すかなり大きめの危険信号なので、これが続くようなら、一度病院にかかって専門家からアドバイスをもらうべきと考えている。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
余談
これを書きながら、BUMPのSmall worldを思い出しました。
「まぶた閉じてから寝るまでの 分けられない一人だけの世界で」
「必ず向き合う寂しさを きっと君も持っている」
いややっぱ藤くんすごいわ。眠られへんっていう状態をこんな日本語で表現するのすごすぎる。